現金で子供の金銭感覚は養えない。それどころか逆効果かも?
子供にあげるお小遣いは現金手渡しで正解なのでしょうか?
私はそう考えません。
スマホゲーで子供が親のクレカで何十万も課金してしまった話を聞くと
「子供のうちから現金を使わせて金銭感覚を身につけさせた方がいいのでは」
と心配になる気持ちは分かります。
しかし、それってあまり効果がないどころか逆効果の可能性もあると思うんですよ。
現金で子供の金銭感覚は養われません。
スマホゲーで課金しすぎない金銭感覚を身につけるならもっと効果的な方法があります。
現金で金銭感覚が身につく は幻想
「実物のお金を見てないから有り難みが分からないんだ!」
という大人達の理論に私は賛成しません。
むしろ電子マネーに有り難みを感じさせる教育をするべきです。
現金世代だからこそ失敗する現実
ここで発想を変えてみましょう。
カード破産などは、今まで現金を使っていたからこその金銭感覚の狂い方だと思いませんか?
現金世代にとっては「使った分だけお金が減る」というのが当たり前。
物理的に減らないと危機感が持てないような子供に育てるべきではないと思います。
キャッシュレス時代に現金の重み?
国が2020年までにキャッシュレス社会実現に向けて動いている中、「現金の重み」とか言ってるのは時代錯誤では。
現金として手に取らないとお金の重みが分からない方がよっぽど問題だとさえ思います。
画面上の数字でお金の重みが分かることが重要では
「カードも電子マネーも、使った分だけお金が減る」ということをしっかり体験させた方がいいです。
一見財布からは1円も消えていなくても、口座からはお金が減るわけですからね
キャッシュレス時代に子供の金銭感覚を養う方法
普段キャッシュレス生活を実践している私なりに解決策を考えてみました。
子供専用のデビットカードを与える
子供用に口座を開設して、キャッシュカードとデビットカードを与えてみてはいかがですか?
デビットカードならクレジットカードのように使いすぎて破産の心配もありませんし、スマホゲームなどにも使えます。
将来絶対にカードを使っていく上で、安全な環境でたくさん失敗してみると子供は学んでくれます。
小遣いは子供専用の口座に
毎月のお小遣いは手渡しではなく、口座に一定額振り込みましょう。
大事なのは毎月必ず一定額。
月に一度しか増えないというリアルさも感じておくと計画的に使えるようになるのではないかと考えました。
まとめ:キャッシュレス社会に備えて
近い将来確実に現金は無くなるので、子供のことを考えたらキャッシュレス社会にしっかり適応してほしいです。
結局のところ、私が本記事で伝えたいのは
「現金だからお金の重みを理解できる」というのは根拠のない幻想
ということ。
親子でしっかり向き合いましょう!